2023年2月3日金曜日

業務用食用油を長持ちさせる5つのポイント



揚げ物をたくさん揚げていると、油が汚れて劣化してきます。

劣化が進んだ食用油を使い続けていると味だけでなく、色やにおい、風味が変わり、場合によっては、クレームにも繋がります。

油の劣化を少しでも遅らせることで、美味しさを保ち、コストダウンにも効果的です。

すぐ始められる業務用食用油を長持ちさせる5つのポイントをご紹介致します。

1.不純物を取り除く

食材のカスや余分な粉、水分などの不純物が油が劣化する原因となります。

小麦粉などの粉類は、しっかりとはたいたり、油に落ちている衣をこまめにすくったり、余分な水分を拭き取ってから揚げましょう。


2.油の回転率を高める

・こまめに足し油をする。

フライヤーへ定期的に差し油を行うことで新しい油と古い油を回転することができます。

常に新しい油を減った分だけこまめに追加することで、劣化を防ぎ、美味しく仕上げることが出来ます。

・適切な油の張込量を保つ

フライヤーの油が多いと、油を継ぎ足すことが出来ない為、同じ油を使い続けることになるので、劣化が早く進みます。

反対に量が少ない場合は、油の温度が変化しやすく、劣化も早まるので、お使いのフライヤーの適切な量を保つように心掛けましょう。

・短時間で多くの製品を揚げる。

油の劣化は空気への接触や食材の水分、カス、光が当たるだけでも急激に進んでしまうので、効率よく短時間でまとめて揚げることも劣化の防止になります。


3.フライヤーの温度管理を徹底する
・長時間フライしない時は電源OFFにするか、低温にする。

フライヤーの温度が10℃上昇すると油の劣化は2倍になると言われています。

適切な温度管理を行う為にも温度センサーを付けて、こまめに掃除しておくようにしましょう。


4.フライヤーの清掃とフライ油の濾過を実施する

定期的に油の濾過をし、こまめな清掃を実施しましょう。

フライヤーの濾過には、ミルオイルフィルターがお勧めです。

また、天然成分の多機能セラミックスボールで油を長持ち、食感サクサク「油ながもちくんという商品もございます。

フライヤーのそうじには、セハー油かためる "で・ポイ使い油を固めて廃棄。

その後にフライヤー用洗剤 ”フライヤースター”を使ってフライヤーを洗浄。

汚れが付着したフライヤーに比べ、フライ油の劣化スピードが約2/1になります。

詳細は、商品名のリンク、パオワールドのホームページよりご覧ください。


5.廃油基準を設定する

見た目の油の色だけで判断するのではなく、酸化判定試験紙を利用し酸化で管理しましょう。

厚生労働省が発表している「酸価・過酸化物価に関する規定等」を参考の上、お店ごとのマニュアルを作るのがお勧めです。

以上の5点を抑えることで、 業務用食用油を長持ちさせることが出来ます。

美味しくなり、費用対効果もあるので、是非今日からお試しくださいませ。










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